快適にリモートワーク
新型コロナウィルス感染症の拡大において、働く環境が大きく変わってきています。リモートワーク環境に慣れてきたと思いきや、標的型ランサムウェアという攻撃の被害報告が増加するなど、2020年、企業はネット環境のセキュリティについて、改めて見直さなければいけない年であったともいえます。
企業感染予防策として、リモートワーク環境の構築方法や、ネットワークセキュリティ等に関し、どのように対応したら良いのか、いまだ不明の在宅環境で業務を実施している人が多いのが現状です。
まだ慣れきってはいないリモートワーク環境、できることであればノープロブレムで作業を捗らせていきたいものです。
リモートワークとの上手な付き合い方
住まいの中で、仕事場所を確保することは簡単ではありません。パーテーションを引くなど、空間的に線を引くことも可能ですが、ちょっとした工夫で仕事周りの空間のみを変えてしまうで、オフィス以上の環境を確保することも可能であるといえます。
例えば、緑の空間(植物などを上手にレイアウト)、その部分の壁だけに壁紙を貼って仕切りのない部屋を作ってみる、蜜閉型ヘッドフォンを利用するなど方法は様々あります。
部屋の少しある角を、作業場に変えてしまうというのが主流のようです。
作業場が確保できたら、次は効率よく業務をこなせるデスク周り、O A機器が必要となってきます。
注目されているセキュリティ対策
リモートワークでの働き方の改革とともに、Daas(Desktop as a service )などの導入や、仮想ネットワークの導入など、様々なセキュリティ技術を組み合わせることで、データを常に安全にしておくことが可能ともいえます。なぜなら、在宅で仕事をしている限り、O A機器にまつわるトラブルは自己責任となる場合がほとんどで、未然に防げるということも忘れないようにするべきです。
各都道府県で個人事業主、中小企業、各種法人を対象とした事業継続緊急対策助成金、いわゆる「テレワーク助成金」も申請受付が開始されました。
これは、リモートワークに必要な機器やソフトウェアの購入、及リースにかかる費用を助成するもので、限度額は1企業につき250万円、補助率は全額など。
どのような製品に対して、事業継続緊急対策助成金が活用できるのかをご存知でしょうか?
東京都の場合
― パソコン・タブレット
― V P Nルーター等、機器の設置、設定作業員費
― これらの機器の保守費用 及 これらの導入説明マニュアルの作成費
― パソコン等のリース料、ソフトウェアの加入料
― コミュニケーションツール使用料
などが助成金の対象とされています。
中でも3ソフと言われているのが、LastPassのようなパスワード管理アプリケーション、暗号化するV P N、コミュニケーションツールである様々なアプリケーションなどが、リモートワークにおける必需品3大項目とされています。
LastPassのメリットとして、データがマスターパスワードによって保護され、マスターパスワードと組み合わせた他のパスワードもサーバー認証を行え、使用者のパスワードを暗号化させます。
VPNとは、使用中のネット回線をそのまま活用し、データをカプセル化(暗号化)させ送受信させることが可能。
コミュニケーションツールは、V―C U B EやZ O O Mなどは、W E B会議システムとして、リモート会議に使われていたアプリケーションが主に利用されている。Z O O Mおいては新型コロナの影響で一般家庭でも利用されているほどです。
リモートワークの利点として、「いつでも・どこでも・誰とでも」などが挙げられますがデメリットも同じく「いつでも・どこでも・誰とでも」対応していかなくてはいけないといった、生活環境との境界線が見えなくなっていくのが少し難点といえます。
寄せられた声の中では
などの意見がある他、通常出勤に戻った際に順応できるかの不安もあるようです。
リモートワークの間も、出勤している時と同じように働くのが、復帰後に躊躇なく通常業務に戻れるポイントなのかもしれません。
慣れるまでは、連絡全てに答えようと思われがちですが、なれてくれば同じ空間で働いていても、業務終了時間が回ると、返信を翌日に回すことも気兼ねなくできるようになります。